こんにちは、園長の右田です。
子どもたちと一緒に過ごす時間の中で感じた、季節のことや畑のことなど、かんかんむらの日々を綴ります。
今年の秋の遠足は 公共交通機関(列車、バス、船等)を乗り継いで
海響館へ行きました。
乗り物に乗り 水族館ではいろんな海の生き物に出会い 興奮気味の子どもたちでしたが
今年の遠足で一番心に残ったのは出口近くの イルカとの時間でした。
近づいてきた一頭の大きなイルカがF先生の前で止まったと思ったら
頭の空気孔からボコンッと泡を出すと 私たちの前に静かに横たわったのです。
ガラスのこちら側から撫で
そのうち目をつぶってじいっ〜っとして‥‥私達もし〜んとなって
なんとも言えない時間でした。
そろそろ船の時間になるので
ありがとうイルカさん!また会いに行くね!
「きょうはあめがふりました
ざぁざぁざぁざぁふりました…」
と始まったコンサート
今年も身体の芯に響くいい時間でした
身体がだんだんゆるんできて静かでかすかな音の響きも感じた時間でした
最後にみんなでカエルになって音を出して響き合った感覚が今も残っています
明日は雨かな?
春の散歩は活動を始めたいろんな生き物と出会います
新年度が始まって1週間
初日に作った「みんなのお家」に出たり入ったりしてよく遊んでいます
園から歩いて20分くらいのところに
毎年大きな鯉のぼりをあげる家があるのですが
今年も行ってみると
青空に 悠々と6匹の大きな鯉のぼりが泳いでいました
もうすぐ こどもの日ですね
ロバの音楽座のコンサートの後 お家での事…
何かをもってもぐもぐと食べる真似をしていたので
「?」と思って見ていたら
リンゴをもいで食べるパントマイムをやっていたとのこと。
「あ!かわいいお姉さんがやってたね!」
と親子で笑ったそうです。
今日も誰かが「あるく あるく もりをあるく…」
と歌いだすと何人か子どもが一緒に口ずさんでいました。
みんなの心の奥に 静かにロバの音楽があるようです。
『お雛様の着物はピンクにしようかなぁ』
『着物の模様も描こう』
と作った折り紙雛
今年はさんぼうも折り
中には3色の雛あられを入れました
思わず『美味しそう!』の声が
みんなの健康を祈っておうちに飾ってくださいね。
寒くなるのを待って始めたヒヤシンスの水栽培
左さんはお正月明けには咲き始め
脇から2本目の花が覗いているのに
右さんはやっと小さな蕾が見えたかな?という様子。
左さんが「ねえねえ‥」と話しかけてるようですね。
かんかんむらの10周年の時にはじめて
ロバの音楽座のコンサートを開催しました。
その後2年に一度の間隔で
コンサートを開催してきたのですが
コロナもあり 5年ぶりのロバでした。
ほんとうに ほんとうに会いたかった。
はじめの音が鳴った時
「あ〜これだぁ」と心が動きました。
あっという間の1時間でした。
今日コンサートに来てくださった方。
来たくても来られなかった方。
行けないけれど 応援の寄付をくださった方。
皆さんに 心からお礼申し上げます。
かんかんむら幼児園
右田せい子
今週は雨の日が多く
室内遊びをたくさんしました。
鬼の折り紙
鬼の的入れ遊び
鬼を描く(どんぐり組)
くり組は裸ん坊人間を描き 服を着せました。
暦の上では 明日から春です。
福は〜内 鬼は〜外〜
みんな雪で遊んだかな?
今日は路面凍結と暴風のため
かんかんむらはお休みにしました
私は近くの小学生2人と一緒に
こんな雪だるまを作りました
目は芽キャベツ
鼻はニンジン
口はブロッコリーの茎
手と頭は南天の木です
みんなは どんな雪遊びをしたかな?
先日 卒園生のケイちゃんが持ってきてくれた白梅
雨にあたって美しい
まもなく咲きそう
かんかんむらの紅梅の蕾も膨らんできました
私たちは 自然の中に生きていて
日々 元気をいただきながら暮らしています
‥‥が時にはその自然の力によって
大切な人や大切なものを一瞬にして失う事も
「今 生きている」ことに感謝
冬休み明けたらヒヤシンスが
こんなに伸びていて
「わぁ〜なんかつぶつぶが見える!」
「つぼみやない!」とみんなで観察。
裏庭の花壇には蓮華がこんなに伸びていました。
3学期。
卒園 進級に向けて動き出しています。
今年も大根が大きく育ち、
にんじんの収穫も始まりました。
採れ始めのにんじんの葉っぱは柔らかくて、
天ぷらにしたり、お好み焼きに入れたり、
そのまま軽く茹でてごまあえにしても
あくがなく美味しく食べられます。
どうぞお試しください。
これからブロッコリーの収穫を続きます。
「かんかんむらのブロッコリーは食べれるんよ!」
と言っている子もいます
確かに採れたての野菜ならではの
甘さと旨味があるように思います。
野菜が好きになるきっかけになればいいですね。
金づちを使って釘打ちをしました。
左手指で釘を持ち
右手の金づちで打ち込みます。
「トントン トントントン」
「いて!」と時々指にあたりながらも
そのうちグッと打ち込む感覚がわかってきたようでした。
模様を描いて動物のできあがりです。
「からたちも あきはみのるよ
まろいまろい きんのたまだよ」
かんかんむらのカラタチの実は先日の大風で
だいぶ落ちましたが
手に取るとふんわりとした感触と
甘い香りに「桃の匂いがする!」とつぶやいた子。
カラタチの木の横で
「からたちのはな」北原白秋の詩をみんなで言いました。
2枚目は我が家のカラタチの木
3枚目は柳川市の北原白秋の生家の庭のカラタチの木です。
9月に蒔いた小さな大根の種が
こんなに大きく育ちました。
なかなか抜けず何回も「う〜ん!」と
力を入れて‥スポーン!と抜けました。
くり組(年長)は
自分の大根をよ〜く見て絵の具を使って表現しました。
どんぐり組は(年中)シメジです。
壁に展示していると
「きょうもってかえれる?」と
何人かの子が聞いてきました。
楽しく描けたらお家の人に早く見せたくなるものですね。
5月に芋の蔓を植えてみんなで育てたお芋を掘りました。
晴天続きで固くなった畑を頑張って掘ると、
賑やかな芋掘りとなりまし
その後の絵画活動では紙を手で揉んで柔らかくして
土を作り、掘った芋を思い出して
絵の具で表現しました。
久しぶりの雨の散歩。
草むらではコオロギ等の鳴き声がして、
田んぼは稲刈りの真っ最中。
昨日までは何もなかった畦道に、
彼岸花が咲き始めていました。
雨蛙もバナナの葉の上で雨を感じている
ようでした。
かんかんむらのバケツ苗も一人ずつ稲刈り。
お相撲さんの断髪式のように(笑)
しばらく掛け干しして次は脱穀、もみすりです。
今年の夏の暑さは尋常じゃなく、
早朝夜明けごろの畑仕事が日課となりました。
今朝は時々降る小雨が自然のミストのようで
ありがたい!と思いながら
畑を耕していると何やら気配が‥‥。
「あっ虹!」
あわてて軍手を外してパチリ。
今日もいい日になるように
さぁ、長い夏休みが終わります。
かんかんむらは明日から二学期が始まります。
夏休みの間にお米も実り、新しいお花も仲間入りして、
水の入ったペットボトルに
魔法をかけて(ヒミツの)赤、青、黄の色水を作りました。
3人の子どもと先生を合わせて4人で
各自一個原色の色水カップを持って
「乾杯!」した後(もちろん真似です)
互いの色水を「少し分けて」と色水の混ぜ合っこ。
こぼさないようにお隣さんに
「はいどうぞ」
「ありがとう」とごあいさつ。
入れてもらった途端に色が変わって
「おぉ〜」と共感し、
結局誰一人こぼすこともなく、自分の好きな色を作りました。
出来上がった色水をガラス窓の前に並べてみると
どの色もきれいなこと。
その後、細長く切った障子紙の端をカップに入れて
色水が滲み上がるのをみました。
中には40分もずっとみていた子もいましたよ。
かんかんむらの畑にかわいい看板ができました。
きゅうりとミニトマト絶賛収穫中!
(かわいいオレンジのミニトマトは
キャンディポップという品種です。)
バケツ苗を育て始めて50日。
稲丈は40㎝くらいになりました。
暑くなってきてボウフラが
元気に動き回るようになってきたので、
先生達で何か良い考えはないものか?と考えて
メダカに頑張ってもらうことにしました。
「子ども達が気づくまで黙っていよう!」と
ニンマリして毎日見守って1週間。
とうとう先日23日の金曜日に
『あれ!』と見つけました。
その後はみんなでジーッとメダカ探し。
しばらくして誰かが一言。
『メダカって大きくなったら何になるの?』と。
『メダカとおたまじゃくしは違うんよ』と
笑いました。
稲はあと週間で花を咲かせ実をつけます。
それまでメダカちゃんよろしく。
6月21日、南小倉パブテスト教会をお借りして、
約3年ぶりに「谷本さんの音遊びコンサート」を
開催しました。
今のそのまんまの谷本さんが
目の前にいる人と空気を感じて
そのまんま音で遊ぶ
そんな気持ちのいい時間です
「あ〜〜。」
言葉にはし難い、心地よい時間でした。
私たちはまた、谷本さんの音楽に会いたいと
思うのでした。
ありがとう谷本さん。
きてくださった方もありがとうございました。
散歩をしていると、いろんな紫陽花に出会います。
紫陽花っていろんな種類があるんですね。
今日も朝から雨模様。
きれいな紫陽花をお部屋に飾って絵を描きました。
くり組(年長)はガクアジサイを
どんぐり組(年中)は普通のアジサイを描きました。
葉っぱは絵の具をつけてスタンプ。
できあがった絵をを展示すると
「壁にもアジサイが咲いたね」と子どもたち。
「本当の花は枯れるけど、絵はずっと咲いてるからいいね」と
一緒に笑いました。
梅雨に入りました。
「雨が好きな生き物は?」
「カエル!」
「カタツムリ!」
「あらっ、両方とも「か」がつくね。
じゃあ、探しにいこう!」
と傘を持って散歩へ。
この日は気温が低くカエルには出合いませんでしたが、
毎年カタツムリがたくさんいる場所へ行くと、
いました、いました。
五匹ほど見つけて一匹だけしばらく飼うことにして
持ち帰りました。
その途中、水路にへばりつくように
くっついていた何かの脱け殻を
子どもが見つけました。
「なんだろうね?」と写真に撮り園に帰って調べると、
コオニヤンマのやごの脱け殻だったのです。
(たぶん)
私は初めての出会いです。
嬉しい!
畑の帰り道、長い蛇のの抜け殻に出会いました。
目もはっきり確認できて、
しばし皆んなで眺めました。
ドクダミの花が咲き始めました。
日陰でたくましく育つドクダミの花の季節が
やってきました。
子どもたちと摘んで匂いを嗅ぎ、
水に浮かべて「きれ〜い!」としばし眺め、
その後絵の具で描きました。
普通花弁と思っている白いのは包(ほう)で、
真ん中の部分に白い雌しべと黄色い雄しべが
いっぱいあります。
5月15日の散歩で川の中の浮島にヘビを発見!
しばらく見ていると、
なんと!もっと長くて大きな蛇にぶつかり?
二匹でくんずもぐれつした後、
大きい方が川の流れの中へ。
なかなかのバトルに釘付けになりました。
縞模様だったので「シマヘビかな?」
と園に帰り図鑑を見て皆んなで確かめました。
そして食後のお絵描きの時間に
何人かの子どもがシマヘビを描きました。
今年初めてのヘビとの出会いは
なかなかの迫力でした。
(写真も撮ったのですがうまく撮れていなくて残念!)
今年度は4月7日より始まったかんかんむら。
良い天気が続いていて、あちこち探検しています。
石田駅に珍しい車両が停まっていたので、みんなで見学に。
調べてみると線路を点検する車両で
「マルチプルタンタンパー」(通称マルタイ)と
いうオーストリア製の車両でした。
線路のお医者さんだそうです
田んぼの方に行くと蓮華がいっぱい咲いていて、
黄色、白、オレンジなどの蝶が飛び交っていました
春真っ盛りです。
かんかんむらでは、毎日帰る前に本を読みます。
3学期くらいになると、絵のない長いお話も
楽しめるようになってきます。
「日本昔話」
「イギリスとアイルランドの昔話」
「ノルウェーの昔話」
「ロシアの昔話」などなど。
先日の事。お話が終わった後、
今度一年生になる男の子が寄ってきて
「あ〜おもしろかったぁ〜。
やっぱりおかみさんはこの女は怪しいぞって
おもったから、違う名前を言ったんよね!
この前の金の魚の話は‥‥で、
その前の機織りの話は‥‥」と
読んでもらったお話のあらすじをひとしきり語った後、
「おっもしろいよねぇ〜」
とにっこり笑って帰っていきました。
お話を素朴に楽しんでいる様子に
私もまた楽しませてもらったのでした。
かんかんむらは夏休み中です。
静かな園で朝から朝顔が咲き、
厳しい暑さのお昼過ぎ
今日蛹から出てきた蝶が
葉の影で羽を乾かしていました。
夕方には久しぶりの虹にも出会えました。
明日は何に出会うかな?
6月16日朝
1番目に飼育ケースに入れたサナギが羽化しました。
半日程かかって幼虫の時に必要だった消化器などを
体液(真っ赤な血のような)としておしりから出し、
ゆっくりと羽を動かしていました。
そしてお昼過ぎ、
子どもたちの「がんばれ〜」の声に送られて
飛び立っていきました。
2番目のサナギは次の日だったので
予想では明日羽化するかな?
はい!6月17日(次の日)2番目の羽化です。
どちらもたぶんオス。
今年はかんかんむらのスミレやパンジーに
たくさんのツマグロヒョウモンの幼虫が
育っています。
6月8日、
ずっと食べ続けていた幼虫の動きが違う。と
観察していたら 夕方、
お尻から細い糸のようなものを出していたので
さなぎになる場所を決めたのでは?と
思っていたら やはりそうでした。
そして6月9日夕方、
幼虫からさなぎになる瞬間に遭遇できたんです!
その動画がこちら!
先日の「イモムシ教えてくださぁ〜い。」の声に
応えてくださった方々ありがとうございました。
「ヒメエグリバ」のイモムシでした。
小さな虫の世界を共有できるって嬉しいです️
この世界には人間だけが生きているんじゃないよ!
虫から教わる事多しです。
「キャベツの中からイモムシ出たよ」を製作しました。
このキャベツが美味しそうで、
イモムシをあちこちからニョキニョキさせて遊びました。
今年度のかんかんむらがスタートしました。
散歩で出会ったイモムシ。
「きれいやねえ」
「小さな毛もある」
「帰ったら図鑑でしらべよう!」
と子どもたち。
先生も一緒に調べたのですが‥‥?。
イモムシに詳しい方教えて下さ〜い。
食後のお絵描きタイムに描いた子がいました。
感動が絵になる!
今年度も楽しみです。
ウンベルト・エーコ
1932年イタリア・アレッサンドリアに生まれる。
哲学者、
ウンベルト・エーコが
世界中の子どもたちに
生きとし生けるもの、
すべてのすばらしさを
こころに しみるように
語りかけます。
登園後朝の仕事が済むと
それぞれが自分のあやとりを出して
遊んでいます。
知っている子や先生から教えてもらったり
本を見て新しい技を覚えたり
あやとりは、手指をきちんと順番通りに
動かせないとできない遊びです。
お母さんやお父さんも子どもの頃を思い出して
一緒にやってみませんか。
まだまだ寒さは続くなか、
小さな春を見つけるとうれしくなります。
春を見つける散歩、楽しいですね。
いつもの川沿いの散歩道で
鴨の母さんと3羽の小鴨たちに
出会いました。
川の流れに流されながらも
母さん鴨に一生懸命ついて泳ぐ小鴨たち。
そして次の日、
ロバート.マックロスキーの
「かもさんおとおり」を読みました。